さっぱり系だからといって保湿力が低いとは限らない

さっぱり系の化粧水というと、保湿力が心配な人もいるかもしれません。しかし、化粧水の「しっとりタイプ」「さっぱりタイプ」の大きな違いとは、使用感です。同じラインの化粧水の場合、「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」では使用感が違うだけで、含まれる成分に大きな違いがないことも少なくありません。

さっぱりした使用感の化粧水にはさまざまなものがありますが、配合されている成分によって保湿力は異なります。さっぱりした使用感であっても、ヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸など、皮膚にうるおいを与えたり、皮膚の水分を保持する保湿成分が配合されている商品もあるのです。このような保湿成分配合の化粧水を選べば、さっぱりした使用感と、肌のうるおいを両立できます。

アルコールが配合されているものが多い

さっぱり系化粧水には、塗るとスーッとした感触があったり、すぐに肌に馴染んだりするものもあります。これは化粧水にアルコール(エタノール)が配合されている場合が多いためです。アルコールは蒸発しやすいため、塗ったときに清涼感があるといわれています。

ただし、敏感肌の人や、日焼け後の赤みやほてりがある人がアルコール配合の化粧水を使うと、ヒリヒリとしたり、かゆくなったりする場合があります。アルコールは安全性の高い成分ですが、肌が敏感になっていると刺激を感じることがあるのです。季節の変わり目や空気が乾燥しているときは、肌が普段より敏感になっていることもあります。さっぱり系の化粧水を使って肌への刺激を感じたときは、使用を中止し、様子を見ましょう。